私は、イギリスのロンドンで産まれた
父親の仕事の関係で3歳まで
家族でロンドンに暮らしていた
家の中やコミュニティーは、
日本人・日本語だったから、
その頃英語は話せなかった
記憶も写真やビデオの中のものしかない
18歳のときに2週間、19歳の時に1年間、
留学でイギリスに滞在した
産まれてからの3年間と合計すると
計4年間イギリスで過ごしている
よく、産まれたのがイギリス、と、
「じゃあ魂はイギリス人だね」なんて
言われることがある
そう言われても以前は、
日本の方が全然長いし、
英語も私にとって母国語ではないし、
そんな感じはしていなかった
でも、イギリス以外の国にも
旅行したりするようになって、
やはりイギリスだけはなんとなく
感覚が違うなぁ、と感じるようになった
何というかホームタウンというか、
幼なじみというか、
そんな感じがする
他の国に居る時のように
新鮮な感じとか刺激とか
興奮とかわくわくするような感じは無い
どちらかというと、落ち着く、
肌に馴染む、当たり前、安心する、
というような感じである
旅行や観光や遊びに行く、というよりは、
散歩をする、とか生活をしに行く、
住みに行く、というような日常の感じの方が、
しっくりくる
だから、イギリスのどこが好き?とか
どこを観光するといいかな?と聞かれると、
なかなか答えが思いつかないのだが、
私が心落ち着く場面、安心する場面、
イギリスっぽい場面として、
思い浮かべるのは、
「公園」と「地下鉄の音楽家」である
別に特別なことではないのだが、
イギリスの「公園」と「地下鉄の音楽家」を
思い出すと心がほっこり安心する
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